アーダ・ヘーゲルベルグ選手とは、北欧のノルウェー出身の女子サッカー選手です。
これまでにズバ抜けた得点力を武器に、圧倒的な得点数でヨーロッパ中を圧巻してきました。
名ストライカーとして名を馳せるアーダ・ヘーゲルベルグ選手ですが、初の女子サッカー選手としてのバロンドールを受賞したことでも有名ですよね。
2020年には2度の大怪我に見舞われて長期の離脱を強いられましたが、1年と8ヶ月のリハビリを乗り越え、今でもヨーロッパの最前線で活躍する不屈のスター選手でもあります。
そんなアーダ・ヘーゲルベルグ選手ですが、プレースタイルや所属クラブ、来日歴などが気になるサッカーファンも多いのではないでしょうか。
そこで今日は、
・アーダ・ヘーゲルベルグのプレースタイル
・ノルウェー代表での活動
・所属クラブ
・初代バロンドール受賞者
について調べてみました!
アーダ・ヘーゲルベルグ選手のことが気になっている方、必見の記事となっていますよ!
アーダ・ヘーゲルベルグについて
まず最初に、アーダ・ヘーゲルベルグ選手について下記に簡単なプロフィールをまとめてみました。
名前 : アーダ・ヘーゲルベルグ
生年月日 : 1995年7月10日(2023年7月現在28歳)
出身 : ノルウェー
所属チーム : オリンピック・リヨン
ポジション : FW
身長 : 177cm
アーダ・ヘーゲルベルグ選手の簡単なプロフィールは上記のようになります。
次からはアーダ・ヘーゲルベルグ選手のプレースタイル、物議を醸したノルウェー代表での行動について詳しく紹介していきますね!
アーダ・ヘーゲルベルグは生粋のストライカー
アーダ・ヘーゲルベルグ選手のポジションはFWです。
現代サッカーでFWには様々な役割が求められますが、中でも一番と言っても過言ではない役割は得点を決めてチームを勝利に導くこと。
点を取ることに関して言えば、女子サッカー選手でアーダ・ヘーゲルベルグ選手の右に出る選手はいません。
抜群の得点嗅覚とゴール前での冷静さを武器に、アーダ・ヘーゲルベルグ選手は凄まじい数の得点を生み出してきました。
これまでにノルウェー、ドイツ、フランスのクラブでプレーしてきましたが、どのクラブでもストライカーとしてその決定力を発揮しています。
後述しますが、現所属のオリンピック・リヨンでは特に桁外れの得点数をマークし、チームの絶対的選手として活躍してきました。
アーダ・ヘーゲルベルグのノルウェー代表での行動
世界屈指のストライカーとして、ノルウェー代表での活躍を期待されていたアーダ・ヘーゲルベルグ選手。
ですが、2017年にアーダ・ヘーゲルベルグ選手はノルウェー代表の招集に応じないことを発表しています。
その理由として、
男女の代表チームが平等に扱われていない
といったことを挙げていました。
以降、アーダ・ヘーゲルベルグ選手はノルウェー代表の招集には応じなくなります。
このアーダ・ヘーゲルベルグ選手の行動に対し、男子ノルウェー代表のキャプテンでもあるウーデゴーア選手が名指しで批判するなど、国内でも大きな物議を醸しました。
ただ、2022年4月には双方で和解を果たし、アーダ・ヘーゲルベルグ選手は代表活動に復帰。
復帰戦となったW杯予選のコソボ戦ではいきなりハットトリックを挙げる活躍も見せてくれました。
ノルウェー屈指の才能の持ち主なだけに、今後は招集拒否をしていた5年間を取り戻す活躍に期待したいですね!
アーダ・ヘーゲルベルグはオリンピック・リヨン所属
アーダ・ヘーゲルベルグ選手の今の所属クラブは、フランスのオリンピック・リヨンです。
オリンピック・リヨンはヨーロッパの女子サッカー界でも屈指の強豪クラブであり、欧州最強を決めるUEFA女子チャンピオンズリーグでは歴代最多の8度の優勝を誇っています。
国内リーグは18回、カップ戦は11回と、どちらも歴代最多優勝数で、まさにフランス切っての名門クラブといえるでしょう。
そのオリンピック・リヨンに、アーダ・ヘーゲルベルグ選手は2014年に加入。
これまでに118試合に出場し、114得点という爆発的な得点数でチームに貢献してきました。
UEFA女子チャンピオンズリーグでの最多得点数保持者としても記録されており、まさにオリンピック・リヨンのレジェンドともいえる活躍ぶりを見せています。
2015/16シーズンから2019/20シーズンまでの5年間で、UEFA女子チャンピオンズリーグ5連覇も達成。
ただ、2020年1月に前十字靭帯損傷、同年9月に左脛骨の疲労骨折を負って長期にわたって戦線離脱。
アーダ・ヘーゲルベルグ選手の離脱期間はクラブも厳しい戦いを強いられました。
2021年10月にようやく復帰を果たすと、その後は徐々にパフォーマンスも戻り始めオリンピック・リヨンの戦績も復調してきています。
アーダ・ヘーゲルベルグは初代バロンドール受賞者
アーダ・ヘーゲルベルグ選手は2018年にバロンドールを受賞しています。
男子サッカー選手の世界年間最優秀選手を決めるバロンドールは1956年から選出が始まりましたが、実は女子サッカー選手のバロンドールはありませんでした。
そんな中、ようやく女子サッカー選手のバロンドールが設けられたのは2018年のこと。
なのでアーダ・ヘーゲルベルグ選手は、女子サッカー選手のバロンドール初代受賞者になります。
当時はオリンピック・リヨンで圧倒的な活躍を見せており、加えてUEFA女子チャンピオンズリーグも制覇していました。
投票したジャーナリストの間でも文句なしの選出だったそうです。
ただ、その授賞式でホストを務めたフランス人DJからセクハラに近い発言を受けるなどのトラブルがありました。
折角の授賞式に水を差す形になってしまいましたが、後日アーダ・ヘーゲルベルグ選手は、セクハラ発言のフランス人DJ本人からの直接謝罪を受けたことを明かし、その謝罪を受け入れた上で、
最も大事なのはバロンドールを受賞したことです
と語りました。
その後は怪我もありバロンドール獲得には至っていませんが、今後の活躍次第では2度目の受賞も十分ありえるでしょう!
アーダ・ヘーゲルベルグの日本への来日歴は?
アーダ・ヘーゲルベルグ選手は過去に日本を訪れていたことがあります。
それはノルウェー代表の一員として参加した、2012FIFAU20女子W杯の時のことです。
当時ノルウェー代表はグループリーグで北朝鮮、カナダ、アルゼンチンと対戦。
北朝鮮には敗れてしまったものの、ノルウェー代表は残りの2試合で勝利しグループリーグを突破しました。
アーダ・ヘーゲルベルグ選手はグループリーグで2得点を挙げており、決勝トーナメント進出の原動力となっています。
残念ながら決勝トーナメント1回戦でドイツに敗れて大会を後にしますが、この時アーダ・ヘーゲルベルグ選手はまだ17歳。
U20の大会に17歳で出場し、得点も決めたことで世界的に注目される大きな機会になりました。
また、この大会中アーダ・ヘーゲルベルグ選手の姉に当たるアンドリーネ・ヘーゲルベルグ選手もメンバー入りしており、姉妹で日本を訪れています。
妹に負けず劣らず、姉のアンドリーネ・ヘーゲルベルグ選手も2得点を挙げており、姉妹揃ってノルウェー代表の主力して活躍していました。
アンドリーネ・ヘーゲルベルグ選手は2歳上のプロサッカー選手。
2023年7月現在は母国ノルウェーのクラブでプレーしている。
アーダ・ヘーゲルベルグについてまとめ
・プレースタイルは高い決定力を誇る万能ストライカー
・一時は代表招集を拒否するも、現在は復帰
・所属のオリンピック・リヨンでは欧州制覇に5度貢献
・初代女子サッカー選手のバロンドールを受賞
この記事では、アーダ・ヘーゲルベルグ選手についてまとめました!
オリンピック・リヨンの主力として、ヨーロッパ中を圧巻する得点数を誇るアーダ・ヘーゲルベルグ選手。
近年は大怪我を乗り越え、ノルウェー代表との確執も晴れたことにより、より一層その得点力に磨きがかかってきました。
2023年7月20日から開幕するFIFA女子W杯では、ノルウェー代表はグループAでニュージーランド、フィリピン、スイスとの対戦を控えています。
前回の2019年大会では代表招集を拒否したことで不参加だっただけに、今大会ではアーダ・ヘーゲルベルグ選手の得点を楽しみにしているファンも多いはず。
オーストラリアでのW杯で、アーダ・ヘーゲルベルグ選手がどのようなプレーを魅せてくれるのか、そしてどこまでノルウェー代表を勝ち上がらせることができるか。
是非注目して観てみてくださいね!