東京五輪・パラリンピックをめぐる談合事件で森泰夫(もり やすお)氏が逮捕されました。
多くの人が感動したオリンピックに水を差す形となった逮捕劇に、多くの人が興味を持っていると思います。
一説には、元首相の森喜朗(もり よしろう)氏と親族であるという噂もあります。
今回は、森泰夫氏のプロフィールや経歴や学歴、家族構成など、入手できる可能な範囲の情報をお伝えします。
・森泰夫のプロフィールや元首相の森喜朗との関係
・東京五輪・パラリンピック談合事件での容疑内容
森泰夫の経歴やプロフィール

名前:森泰夫(もり やすお)
生年月日:1967年
(一部の情報では1968年とも)
出身地:東京都
学歴:横浜国立大学教育学部
森泰夫氏は自らも大学時代に陸上競技に打ち込んでいたそうです、卒業後は東急電鉄で都市開発などをおこなっていましたが、2004年に退職し日本陸上連盟に移ります。
日本陸上連盟では、事務局長まで上り詰め、その経歴がのちのオリンピック大会組織委員会大会運営局次長のポストへとつながっていきます。
東急電鉄等での具体的な業務経歴等については、明らかになっていませんが、日本陸上連盟に在籍していた際には、業務の傍ら早稲田大学大学院でトップスポーツマネジメントコースを修了するなど、
スポーツマネジメントについて積極的に学んでいたようです。
自らも陸上競技を行っていたことから、陸上競技への関与が多く、国際大会では審判を務めた経歴も持っています。
陸上関連の組織にも多く関与していたようです。
オリンピック大会組織委員会大会運営局次長ではあったものの、芸能人や政治家ではないため、家族や子供などのプライベートな情報については、ほとんど公開されていないようです。
家宅捜査の際にテレビで映った情報によると、川崎市の3階建ての戸建て住宅に居住しているようなので、一人暮らしではなく、家族と一緒に暮らしている可能性が高そうです。
森泰夫が逮捕されたオリンピック談合事件について

東京2020オリンピック・パラリンピックの運営業務に関連する入札談合事件で、日本の公正取引委員会は広告大手の電通など6社と7人の関係者を独占禁止法違反の疑いで告発し、起訴されました。
この事件は、オリンピックとパラリンピックのイベント企画やスポンサー選定における汚職の疑いに関連しており、数カ月にわたり調査が進められていました。
大会組織委員会の元次長と6社の幹部ら計7人も起訴され、電通など3社は入札資格を一時停止されています。
複数の大手企業を巻き込んだ談合事件を取りまとめていたのが、森泰夫氏とみられており逮捕につながりました。
また、2023年7月5日の初公判では、「間違いありません」と起訴事実を認めていることからも、やはり談合事件の取りまとめ役を森泰夫氏が行っていたと考えられます。
電通側と400億円規模の受注について森泰夫氏が調整を行っていたとされ規模の大きさにも驚かされました。
今後裁判の進展によって、より詳細な事件の全貌が見えてくると思います。

森泰夫と森喜朗との関係の真相

森泰夫氏と元総理の森喜朗さんの関係は親戚?と噂されています。
理由としては以下のようなものがあげられます。
同じ「森」の姓を持っていて、上記のような点があれば、親戚と思う人も多いと思います。
結論からお伝えしますと、2人は親族関係ではないようです。
もし、親族関係だった場合、これだけ大きな事件の渦中に森喜朗元首相の親族がいたとすると、マスコミが黙っていないでしょう。
マスコミからは、親族といった情報は一切発信されていないため、裏を取ったうえで親族ではないと判断してる可能性が高いです。
日本の苗字ランキングでは「森」の名字は20位前後と、上位で数ある名字の中でも多い部類と言えます。
また、森泰夫氏が「森喜朗の親戚」と名乗っていたという点についても、噂レベルの話であり公式に発表したという記録はありませんでした。
そのため、森泰夫氏と森喜朗さんは、たまたまスポーツ界に関連のある「森」姓を持つ人物として、名字が一致しただけであると考えられます。
まとめ

森泰夫氏が関与した談合事件については、裁判が始まったばかりです。
裁判が進むにつれて、あらたな事実が判明してくるのではないでしょうか?
人々に感動を与えるオリンピックやパラリンピックの裏では、大手企業のお金に関する不正が行われていたと考えると非常に残念ですね。
今回は、オリンピック・パラリンピック組織委員会の談合事件で、取りまとめ役として逮捕・起訴された森泰夫氏について解説しました。
森泰夫氏には裁判で包み隠さず事実関係を明らかにしてもらいたいですね。
また、今後同様の不正が起こらないような再発防止策の徹底をしていただきたいです。