田仲俊彦(たなか としひこ)とは、サッカー漫画「シュート!」に登場するキャラクターです。
掛川高校サッカー部を舞台にした王道の青春スポーツ漫画として、幅広い世代に人気を博した作品の主人公としての役割を担っていました。
不器用な一面もありながら純粋で一直線の性格の田仲俊彦は、観ていて好感が持てる人物ですよね。
またJリーグが開幕する前の日本において、サッカー人気に火を付けた存在としても知られ、今でもなお非常に多くの年齢層から愛されているキャラクターです。
そんな田仲俊彦について、この記事では、
・出身中学とポジション
・驚異の得点力
・久保嘉晴との関係
などについて調べてみました。
「シュート!」という作品の存在は知っているけど、観たことがないよって方でも、この記事を読めば観たくなること間違いなしですよ!
田仲俊彦について

まず最初に、この記事で紹介する田仲俊彦の基本的な情報をまとめてみました。
下記のプロフィールをご確認ください。
名前:田仲 俊彦(たなか としひこ)
生年月日:1975年7月22日
出身:掛川市大池
身長:172センチ
ポジション:FW
声優:緑川光
アニメ版では遊戯王やドラゴンボールなどの声優も務めた緑川光氏が担当されていたんですね!
次からは出身中学やポジション、驚異の得点力などについて深掘りして紹介していきます。
田仲俊彦は掛西中のフォワード

田仲俊彦は掛西中学校出身で、ポジションはフォワードです。
掛西中学時代から生粋の点取り屋として活躍しており、背番号はエースナンバーの10番を背負っていました。
高校進学後も同じ中学校時代からのチームメイトである和広や健二とは仲が良く、「掛西トリオ」と呼ばれています。
利き足である右足のシュートを武器にしたプレースタイルが特徴的でしたが、高校では後述する久保嘉晴に才能を見出され左足も開花。
後に、両足で点を奪える万能ストライカーとして成長を遂げました。
天才的なサッカーの才能を持つ一方で、恋愛の方はイマイチであり、マネージャーの遠藤一美にはなかなか思うように気持ちを伝えることができずにいます。
そういった不器用さもまた、田仲俊彦の魅力の一つと言えるでしょう。
田仲俊彦の得点力は?
物語を通じてフォワードの田仲俊彦の活躍が描かれていますが、その得点力は凄まじく、何度も大事な局面で得点を決めています。
ですが当初はメンタルが不安定で、安定したパフォーマンスを発揮することができませんでした。
田仲俊彦は何度も失敗し、時には精彩を欠いたプレーをしてしまいますが、様々な経験を経て徐々に成長。
選手権ではハットトリックを決める活躍も見せています。
また、得点感覚に優れた選手ですが中でもサイドからのセンタリングに合わせるセンスはピカイチで、難しい体制からでもシュートに持ち込める身体能力も武器の一つ。
どちらかといえば泥臭いゴールが多い選手のようで、そういったガッツ溢れるプレーもまた魅力の一つですね。
田仲俊彦の名言

ここからは田仲俊彦の作中での名言を、いくつか紹介します。
「伝説を作ろう」
「誰も何も見えていない状況から、チャンスを作り出すののが本来の仕事だ」
まさに得点を奪うストライカーらしい、前向きな言葉ですよね。
特に二つ目の名言は今でもなお多くの人々の胸に深く刻み込まれており、ネット上では
サッカーとは無念のビジネスにおいても通ずる言葉だ
という声も。
作品としてはかなり古い作品にはなりますが、ひたむきな王道作品だからこそ今でも胸に訴えかけてくるモノが多い作品ですよ!
田仲俊彦と久保嘉晴の関係

田仲俊彦を語る上で欠かせなのが、久保嘉晴との関係性です。
久保嘉晴は掛川高校のキャプテンであり、年代別代表にも選出されるエリート選手でした。
田仲俊彦が掛川高校に進学した後は、左足の才能を見出しアドバイスするなど、田仲俊彦の成長に大きく関わってくる人物の1人です。
ただ、高校2年生時に白血病を患ってしまい、強行して試合に出場したことで心不全に。
その結果、ピッチに倒れてしまいそのまま亡くなってしまいます。
突然訪れた久保嘉晴の死に動揺を隠せない田仲俊彦たちでしたが、後に
「長く生きるよりも1秒でも仲間達とサッカーがしたかった」
といった生前の想いを知り、田仲俊彦は久保嘉晴が付けていた背番号10番を引き継ぐことを決意。
大事な先輩の死を乗り越えたことで、掛川高校サッカー部はより一層強くなり、後に選手権優勝を成し遂げました。
まさに田仲俊彦にとって久保嘉晴は、多くの才能を見い出し、成長のキッカケとなった恩人とも言える先輩だということになりますね。
田仲俊彦の情報まとめ

・掛西中出身で当時からフォワードとして活躍していた
・FWとして得点力が高く、泥くさい形でもゴールを奪える
・久保嘉晴は偉大な先輩だったが、試合中に心不全で亡くなってしまった
この記事では、大人気サッカー漫画シュート!の主人公、田中俊彦の出身中やポジション、久保嘉晴との関係などについて詳しくお伝えしました。
恋愛開始から30年が経過した今でもなお、幅広い年齢層に人気のシュート!。
2022年には完全オリジナルアニメとなる「GOAL the future」も放送され、その人気の根強さが証明されましたね。
Jリーグが開幕する前の日本でサッカー人気を博した作品だけに、今の令和の時代に読んでみても楽しめること間違いなし。
古き良き青春物語として、田中俊彦たちの成長劇は心を熱く揺さぶりますよ!
是非この機会にシュート!を読んでみてはいかがでしょうか?